子供の片頭痛
最近目立つのが子どもの片頭痛です。
来院される際に複数の医療機関を受診され、既にCT、MRIなどを複数回行われているケースが多いのも特徴です。
子どもの片頭痛の特徴をあげてみます。
- 女児よりも男児に多い
- 女児は2次性徴が始まると増加する
- 母親が片頭痛であるケースに多い
- 片側が傷むケースより両側性に痛むことが多い
- 前触れ症状が少ない(はっきりしない)
- 拍動性の頭痛ではないことも多い
- 頭痛以外に顔面蒼白、吐気、嘔吐、腹痛などの症状がでる
- 治療はアセトアミノフェン(カロナール)を用いる
※登校拒否による身体症状の一つと考えられている場合もあり、誤った診断を下されているケースも少なくはありません。繰り返す頭痛があって、複数の医療機関を受診されても診断がつかないケースの中には小児の片頭痛の可能性があります。