もやもや病
もやもや病(2)
先月からもやもや病についてお届けしています。今月はもやもや病の症状についてお届け致します。もやもや病は先月も書きましたが好発年齢として10歳までが一番多く、続いて30-40歳代が発症しやすい年齢と言われています。
症状については大きく
- 虚血型(脳梗塞)
- 出血型(脳出血・クモ膜下出血)
- その他(頭痛・てんかん・偶然発見etc.)
と3つのタイプに分けられます。
上のグラフのように虚血型は10歳代までの子供に多いのが特徴で、出血型は30-40歳代の大人に多いとされています。
子供の場合には、熱い物を食べる際に「フーフー」と冷ましたりする時や、楽器演奏した後、泣いた後など過換気になり血液中の二酸化炭素の割合が減ると脳血管が収縮し、脳血流が低下することによって脱力発作をおこすと言われています。
大人では発達したもやもや血管が何らかの理由で破綻をきたし脳内出血・脳室内出血・クモ膜下出血をきたして発症します。多くは虚血型よりは出血型のほうが重症例が多いとされています。