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院長コラム:子供の片頭痛

最近目立つのが子どもの片頭痛です。

院長コラム:子供の片頭痛

来院される際に複数の医療機関を受診され、既にCT、MRIなどを複数回行われているケースが多いのも特徴です。

子どもの片頭痛の特徴をあげてみます。

  1. 児よりも男児に多い
  2. 女児は2次性徴が始まると増加する
  3. 母親が片頭痛であるケースに多い
  4. 片側が傷むケースより両側性に痛むことが多い
  5. 前触れ症状が少ない(はっきりしない)
  6. 拍動性の頭痛ではないことも多い
  7. 頭痛以外に顔面蒼白、吐気、嘔吐、腹痛などの症状がでる
  8. 治療はアセトアミノフェン(カロナール)を用いる

※登校拒否による身体症状の一つと考えられている場合もあり、誤った診断を下されているケースも少なくはありません。繰り返す頭痛があって、複数の医療機関を受診されても診断がつかないケースの中には小児の片頭痛の可能性があります。