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院長コラム:熱中症について

熱中症について

院長コラム:熱中症について

熱中症とは、身体の中と外のあつさによって引きおこされる様々な身体の諸症状をそう呼びます。専門的には「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって身体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応により生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの連続的な病態」と定義され、下記のような状況でおこる事が一般的です。

  • 熱波により高齢者におこるもの
  • 幼児が高温環境でおこるもの
  • 暑熱環境での労働でおこるもの
  • スポーツ活動中におこるもの

熱中症にかかりやすい人

では、その中でもどんな人がかかりやすいかというと

  • 体力の弱い者(新入生や新人)
  • 肥満の者
  • 体調不良の者
  • 暑さに慣れていない者
  • 風邪など発熱している者
  • 怪我や故障している者
  • 熱中症をおこした経験がある者
  • 性格的に我慢強い、まじめ、引っ込み思案な者

熱中症になりやすい気象・環境

更に以下のような気象・環境であれば大変注意が必要です。

  • 前日までに比べ、急に気温が上がった時
  • 梅雨明けしたばかりの時
  • 気温は高くないが、湿度が高い場合
  • 普段の活動場所とは異なる場所
  • 休み明け、練習の初日
  • 練習が続いた時の最終日前後
  • 活動場所がアスファルト、草が生えていない裸地、砂の上などの場合

スポーツや屋外活動されている人ばかりではなく、いろんな人たちが熱中症の危険にさらされているわけです。下記は日本体育協会が定めた熱中症予防の8ヶ条です。是非、家庭、職場、スポーツの場所で是非実践してください。

スポーツ活動中の熱中症予防の8ヶ条  (日本体育協会)

院長コラム:熱中症について
  1. 知って防ごう熱中症
  2. あわてるな、されどいそごう救急処置
  3. 暑いとき、無理な運動は事故のもと
  4. 急な暑さは要注意
  5. 失った水と塩分取り戻そう
  6. 体重で知ろう健康と汗の量
  7. 薄着ルックでさわやかに
  8. 体調不良は事故のもと