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院長コラム:てんかんについて

てんかんとは

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てんかんとは「大脳の神経細胞の過剰な活動によって反復性の発作が生じる慢性の脳の病気」で、一生涯で約100人に1人は経験する神経系の病気では頻度の高い病気です。

全身や身体の一部がひきつけをおこすような「けいれん」や急に意識がなくなって「倒れる発作」だけが「てんかん」ではなく、「変な臭いがする」、「目がチカチカする」、「頭がボッーとなって手や足や口をモゾモゾ動かしたりする」ような珍しいタイプのものも「てんかん」と呼びます。

てんかんの原因ですが、生まれつきのものから脳腫瘍、脳血管障害、外傷など脳の病気によっておこるものもで様々な原因でおこります。

てんかんの種類

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てんかんには脳の病気(脳腫瘍、脳卒中、外傷など)によっておこるてんかん(症候性てんかん)と、脳の病気によらないてんかん(特発性てんかん)の2つに大きくわけられます。

脳卒中をおこした患者さんの場合は発症30ヶ月間で約3%にてんかん発作が生じると言われています。頭部外傷では受傷後2年以内に15-30%の患者さんにてんかん発作が生じます。

てんかんの検査

てんかんの検査としては、脳波やCT、MRIなどの画像検査などがあります。脳波は30分程度の検査で頭にいくつかの電極をつけて脳の活動状態を検査します。CTやMRIは脳の状態を観察して、脳波の状態とを総合的に判断します。

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