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院長コラム:高尿酸血症(痛風)について(3)

高尿酸血症(痛風)について(3)

今回は高尿酸血症での生活改善についてお届けいたします。
高尿酸血症では、症状の有無にかかわらず生活習慣の改善が重要です。高尿酸血症の人は肥満が多いために肥満の解消を目的に
1)食生活の改善 2)飲酒制限 3)定期的な運動
を心がける必要があります。それぞれの項目について少し解説していきます。

1)食生活の改善

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  1. 総摂取エネルギーを減らす。
    特に肉類などの動物性脂肪を控える。腹八分目を意識して、栄養バランスを考えて、3食きちんと摂取する。
  2. 乳製品を積極的にとる。
    乳製品は尿酸値を低下させ、痛風を予防する効果があります。
  3. 尿をアルカリ性にする食品を積極的にとる。
    高尿酸血症の人は酸性尿が多いので、尿をアルカリ性にすると尿酸が溶けやすく排泄されやすい。緑黄色野菜・海藻・きのこ類などが効果的です。
  4. 果糖の多く入った清涼飲料水を控える。
    果糖を取りすぎると尿酸値があがり、尿路結石を作りやすくなります。
  5. 水分を十分摂取する。
    水分摂取が少なく、尿が濃くなると尿酸が尿に溶けにくくなります。

2)アルコールを控える。

アルコールとして許容できる量は、1日ビール500ml、日本酒1合、ワインは180ml、焼酎100ml、ウイスキー60ml程度です。もちろん休肝日が必要になります。最近はプリン体オフのビールも発売されています。高尿酸血症で治療中であれば、プリン体オフのビールを勧めています。

3)定期的な運動

有酸素運動は肥満を解消し、メタボリックシンドロームの進行を抑制します。激しい運動よりもウオーキングやスイミングなどがいいと思われます。日々の生活に取り込める運動習慣を作っていくことが大事になります

また控えておきたい食品としては以下のような食品があげられます。

・肉類 ・ホルモン ・青魚(サバ・アジ・カツオ) ・アンコウ肝 ・カキ ・白子 ・スルメイカ

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